ネズミの生態を知っておこう

まずネズミの名前の由来ですが、ほとんどのネズミは夜行性です。 そのため、人間が寝ている夜間に人間の食べ物を盗む、寝盗み（ねぬすみ）が転じてネズミという風に呼ばれるようになったとされています。

ネズミは繁殖力が非常に強く、日本だけでなく世界中のありとあらゆる場所に生息しています。
中でも、ハツカネズミは一回の出産で6〜8匹も産む事が可能で、しかも産まれた子供達は一ヶ月足らずで子供が産めるようになってしまいます。
一ヶ月足らずで孫の世代まで繁殖できるというのは驚異的な繁殖力ですね。

また、ネズミの前歯はネズミの一生をかけて伸び続けます。
ですので、常に何かをかじって前歯を削り続ける必要があるのです。
もし何もかじらず伸び続けてしまえば、伸びてしまった前歯が口を塞いでしまうので物を食べる事ができず餓死してしまいます。

そして、どんなネズミの種類であっても、伸びた前歯、尖った鼻先、長い尻尾、丸い耳という特徴があるので、素人がパッと見で種類を判別するのは難しいとされています。

上述でネズミの生態をご紹介しましたが、それ以外のネズミの特徴を以下でご紹介します。

・非常に警戒心が強い
・周囲の環境への適応力・順応力が高い
・他の小型動物に比べ学習能力が高い
・聴覚などの感覚に関する器官が発達している
・集団で縄張りを持つ
・人間が食べるものであれば何でも食べる事ができる
・小さい穴であれば周囲をかじって穴を広げ通る事が出来る
・物陰に隠れて行動する

ネズミの糞尿や足跡、移動経路の事を「ラットサイン」と呼び、ネズミが潜んでいる事の証明になります。
ネズミは移動するのに同じ道を通る事が多いため、何度も通っている内にネズミ自体の汚れなどで道が汚れます。
また、ネズミは尿をしながら移動する習性があります。
尿には蛍光物質が含まれているため、ブラックライトを使用する事で経路を発見しやすくなります。
この「ラットサイン」を発見する事がネズミを駆除の第一歩であり、薬剤や罠を使用するために役に立つのです。