京都の飲食店のネズミ駆除

飲食店におけるネズミ被害については、大きく分けて以下の３つがあります。

営業停止にもなりかねない食中毒のリスク

ネズミが店舗内を徘徊することで店舗全体が不衛生になり、そこから食中毒が発生するリスクがあります。
特にネズミが媒介する病原菌の一つにサルモネラ菌がありますが、食中毒の代表的な原因となり得るのがまさにそのサルモネラ菌なのです。

飲食店で食中毒が発生してしまうと、当然ながら被害はお客さんに及び、食品衛生法に基づいて行政から処分を受ける可能性があります。
行政処分の内容は保健所によりますが、営業停止処分が下される可能性も大いにあります。

一旦営業停止処分が下ってしまうと、その間は営業ができなくなってしまい、経営面でも甚大な被害を受けることになってしまいます。
また、食中毒になってしまったお客さんから治療費等の請求をされる可能性もあります。

そして何より、一度でも食中毒が発生して営業停止になったという事実自体が、その後の店舗の存続にも関わりかねないダメージとなります。

「ネズミが出るお店」という風評のリスク

これは誰にでも言えることですが、入ったお店でネズミを見かけたら二度と行こうとは思わないですよね？

まさにその通りで、一度でもネズミが出るお店とお客さんに思われてしまうと、お店にとっては深刻な被害へと繋がります。
特に近年はSNSなどのメディアを通して、悪評が発生してしまうとすごい早さで噂は広まってしまいますし止める方法はありません。

お客さんにとっての悪影響だけでなく、従業員への精神的負担も懸念されます。
食材を保管しているのはホールではなく厨房であったりバックヤードになると思いますが、やはりそちらで働いている従業員の方がネズミに遭遇する確率は高くなります。
従業員としてもネズミが出ると対策に追われますし、ネズミが出る職場というのはあまり働きたいくないものです。

お客さんと従業員、両方にとってネズミが出る環境というのは避けたいですね。

断線や漏電などの実害リスク

ネズミによる被害として考えられるリスクとして、ネズミが店舗内の電気機器の配線をかじり、それが断線や漏電に繋がる恐れがあります。
最悪の場合、電気機器の買い替えという事態にもなりかねませんし、その間は設備を使えない可能性もあるので営業自体を止めなといけない場合もあります。

もちろん配線だけでなく、飲食店の場合は食材をかじられてせっかく仕入れた食材を無駄にしてしまうリスクもあります。
そうなるともちろん経営面においても甚大な被害につながります。

食中毒や風評被害は目には見えにくい被害ですが、ネズミ被害に関してはこのように目に見えての実害も起こり得ます。

飲食店においてネズミ駆除は一般家庭と比べても、重要性・必要性共に高いのはお分かりいただけたかと思います。

しかし、飲食店のネズミ駆除は一般家庭と比べても駆除の難易度が高いと言えます。
理由として、大量の食材が常に置いてあるのでネズミにとっては格好の餌場になりますし、テナントの場合ですとお店の出入り口のみだけでなく侵入経路も複数考えられるからです。

ネズミ駆除業者に依頼すると費用がかかるのでできる限り自分でなんとかしたい、と思う方もいらっしゃるでしょうが、飲食店に関しては駆除業者に依頼するのが一番の得策です。

自分で駆除グッズを購入して対策するとしても、店舗によっては相当の数が必要となるので必ずしも費用が安く収まるとは限りません。
また、駆除業者のようにネズミの行動を読んで最も効率的な設置ができないので、駆除が完了するまでの期間もわからないですし、そもそも完全に駆除できるのかも不明です。

ネズミ駆除業者であっても飲食店のネズミ被害を完璧に取り除くのは簡単ではありません。
そのため、飲食店のネズミ駆除に関しては、一度きりだけでなく定期的に駆除業者に処理をしてもらう契約を結ぶことも多いです。

飲食店のネズミ対策は専門業者でも大変な作業であると考えると、自分で駆除を行ってみるのではなく早い時期に駆除専門業者に依頼するようにしましょう。